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NTTドコモ「キッズiモードプラス」でLGBT関連情報をフィルタリング
 NTTドコモが、子ども向けフィルタリングサービスにおいて、LGBT関連情報へのアクセスを制限していることをご存知でしょうか。
 NTTドコモは、子どもが「有害サイト」を閲覧しないように、契約者が未成年の場合に保護者により契約することができるサービスをいくつか提供していますが、そのうちの一つとして、「キッズ iモード プラス」というサービスがあります。「キッズ iモード プラス」を契約すると、その携帯からは、出会い系サイトなど「有害サイト」へのアクセスができなくなります。

 問題は、その「有害サイト」の選定方法です。NTTドコモは、ネットスター株式会社の基準に従い、以下の基準に該当するサイトへのアクセスが制限されることを明らかにしています。

 不法(違法と思われる行為、違法と思われる薬物、不適切な薬物利用) 、主張(軍事・テロ・過激派、武器・兵器、誹謗・中傷、自殺・家出、主張一般) 、アダルト(性行為、ヌード画像、性風俗アダルト検索・リンク集) 、セキュリティ(ハッキング、不正コード配布、公開プロキシ) 、ギャンブル(ギャンブル一般) 、出会い(出会い・恋人紹介、結婚紹介) 、グロテスク(グロテスク) 、オカルト(オカルト) 、コミュニケーション(ウェブチャット、掲示板、IT掲示板) 、ライフスタイル(同性愛) 、宗教(伝統的な宗教、宗教一般) 、政治活動・政党(政治活動・政党) 、成人嗜好(娯楽誌、喫煙、飲酒、アルコール製品、水着・下着・フェチ画像、文章による性的表現、コスプレ)
NTTドコモのサイトより引用、強調引用者)


 ご覧の通り、「ライフスタイル(同性愛)」という分類のウェブサイトへはアクセスできないということになります(注1)

 ネットスターのウェブサイトに分類基準についてより詳しくコメントがなされていますが、そのうち「同性愛」は、次のように表現されています。

 同性愛  ゲイ・レズビアン・トランスジェンダーの生活スタイルに関する各種情報の提供
ネットスターのサイトより引用)


 つまり、保護者に「キッズ iモード プラス」を契約された未成年のドコモユーザーは、「ゲイ・レズビアン・トランスジェンダーの生活スタイルに関する各種情報の提供」がされているサイトへのアクセス手段が塞がれるわけです。

 これは大問題です!

 未成年者は、経済的にも自らのパソコンによるネット接続環境を持つことが困難ですから、携帯電話によるネット接続こそが、LGBTの仲間や情報への唯一アクセス手段であることが多いでしょう(自らがLGBTであることがバレてしまう恐れから、親のパソコンなんかでは決して見ることはできません)。性に関する教育が不十分で、むしろ反LGBT的な情報が取り巻き、かつ、周囲にはLGBTの仲間がいないことにされているために天涯孤独の状態に陥りやすい子ども時代の不幸な境遇を考えれば、そのような情報へのアクセスは豊富に提供されこそすれ、奪われるべきでは、決してないのです。

 もちろん、LGBT関連のサイト(特にゲイ関連)は、いわゆるアダルト情報と未分離なところもあるのは事実でしょうけれども、それが原因で、ライフスタイル情報を一律制限というのは、全く不当なものです(注2)

 なお、ソフトバンクは、「ウェブ利用制限」においてネットスターの基準を用いていますが、「ライフスタイル(同性愛)」といった記述は見当たりません(ソフトバンクのサイト参照)。他方、auは、一般サイト(公式サイト以外のもの)へのアクセスが一律制限されるサービスしか提供しておらず、そもそも論外です(auのサイト参照)。また、ウィルコムは、アクセス制限サービスを提供していないようです(ウィルコムのサイト参照)。

 こんなNTTドコモに抗議をしたい方、下記からどうぞ。

●メールでの問い合わせ(お住まいのエリアを選択した後、ページ下部にある「メールでのお問い合わせ」から)
http://otoiawase.nttdocomo.co.jp/PC/map.php

●一般電話またはドコモの携帯からの問い合わせ
http://www.nttdocomo.co.jp/support/inquiry/

(ゆ@シンポシオン)

注1 ほかにも「主張一般」、「宗教」、「政治活動・政党」なども大きな問題だと思います。

注2 私は、アダルト情報を含め、そもそも大人が「有害」と決めつけて制限するこのようなパターナリスティックなサービス(というよりむしろ検閲と称するほうが適切)自体に疑問を持っていますが、ひとまずその立場は留保します。

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